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英検の面接で質問を聞いた瞬間、頭が真っ白になった。言いたいことはあるのに英語が出てこない。沈黙が長くなり、面接委員の顔を見るほど焦ってしまう。
そんなときは、難しい英文を作ろうとする前に「聞き取れなかった」「考えが浮かばない」「英語へ直せない」のどこで止まったかを分けます。止まった場所が分かれば、聞き返す、短く考える、簡単な語へ言い換えるという次の一手を選べます。
この記事では、英検の面接で答えられないときのその場の対応と、試験前に行う練習を整理します。級によって問題形式は異なるため、受験する級の公式情報も併せて確認してください。
英検の面接で答えられないときは、止まった理由を分ける

「答えられない」という一つの言葉の中には、別々の原因が隠れています。全部を英語力不足として片づけると、試験前日まで単語帳を眺めるだけになり、面接で同じ場所に詰まります。
| 止まった場所 | 面接中にすること | 練習で直す部分 |
|---|---|---|
| 質問を聞き取れない | 一度、自然に聞き返す | 質問パターンと音に慣れる |
| 意味は分かるが考えが浮かばない | 短い一言で考える時間を作る | 賛成・反対と理由を一つ出す |
| 考えはあるが英語にできない | 知っている短い語へ言い換える | 意見・理由・例の型で話す |
たとえば「学校で制服を着ることをどう思うか」という質問を聞き取れたのに止まったなら、リスニングの問題ではありません。立派な意見を探し過ぎたか、日本語で長い文章を作ってから英訳しようとした可能性があります。
反対に、質問の最初から聞き取れていないのに、見当で答え始めると話がずれます。この場合は、無理に答えを作るより、まず聞き返して質問を取り戻します。
聞き取れなかったら、一度だけ自然に聞き返す
質問が聞こえなかったときは、黙ったまま推測せず、次のような短い表現で聞き返します。
- Could you say that again, please?
- Pardon?
英検の公式案内では、自然な流れで一度聞き返すこと自体は減点対象にならないと説明されています。一方、考える時間を稼ぐために不自然に繰り返したり、何度も聞き返したりすると評価へ影響する場合があります。
練習では、聞き返し表現を覚えるだけで終えません。家族や先生に同じ質問をもう一度言ってもらい、二度目を聞いた直後に答え始めるところまで通します。「聞き返した後も黙る」を避けるためです。
意味は分かるのに答えが浮かばないときは、結論を小さくする
質問の意味は分かっているのに答えが決まらないときは、正しい意見や珍しい理由を探さないことです。面接では、短い時間で自分の考えを英語にして伝えます。最初に Yes / No や I think … で立場を一つ決め、その後に理由を一つ置きます。
すぐに言葉が出ないときは、Let me think. と一言伝え、次の形へ戻ります。
I think … .
Because … .
For example, … .
三つ全部を毎回答えるという規則ではありません。頭の中で長い日本語を作らず、意見、理由、具体例の順に材料を置くための練習用の型です。
たとえば難しい社会問題について詳しい知識がなくても、「便利だから」「時間を使えるから」「家族と話せるから」のように、自分が説明できる理由へ寄せられます。背伸びした理由より、続きの一文を自分の語彙で話せる理由を選びます。
英語が出てこないときは、知っている語まで言い換える
日本語では考えがあるのに英語が出ない場合、難しい単語を思い出そうとして沈黙が延びています。たとえば「環境に与える悪い影響を少なくする」が出なければ、「It is good for the environment.」まで簡単にします。「交流を深める」が出なければ、「We can talk with many people.」と説明できます。
言い換えの練習では、単語一語の正解を探しません。その言葉を小学生へ説明するつもりで、短い動詞と身近な名詞に崩します。
- convenient が出ない → easy to use
- communicate が出ない → talk with people
- reduce が出ない → use less
- necessary が出ない → we need it
本番で完全な文章を一つ作ろうとすると、動詞を選ぶ途中で口が止まります。短い文を二つに分け、主語と動詞のある小さな文へ戻します。
沈黙してしまった一問だけで、面接全体を決めつけない
答えが出ず、面接委員から次の質問へ進むよう促されることがあります。英検の案内にも、受験者が答えられず止まっている場合、次の質問へ移ることがあると記載されています。
そこで「もう落ちた」と考えると、その後の音読や質問にも意識が戻りません。英検の二次試験は、応答内容だけでなく、発音、語彙、文法・語法、情報量、積極的にコミュニケーションを取ろうとする態度などを含めて評価されます。
一問で止まったら、息を一度吐き、面接委員が次に話す英語へ注意を戻します。終わった応答を頭の中で採点するのは、退室してからで十分です。
試験前は「聞く・決める・話す」を続けて練習する

参考書の模範解答を読めることと、目の前で聞かれた質問へ答えることは別です。面接練習では、質問を聞いてから最初の一文を口にするまでを切らずに行います。
1. 受験する級の流れを公式サイトで確認する
まず、受験級の問題数、音読の有無、カードの見方、考える時間を確認します。級が違えば質問の形式も変わるため、別の級の動画だけで練習すると本番の順番に戸惑います。
英検公式サイトには、受験級ごとの二次試験・面接の流れや「バーチャル二次試験」が用意されています。入室から退室まで一度通し、どの場面で質問が始まるかを把握します。
2. 10問分、最初の一文だけを素早く答える
最初から長い模範解答を目指さず、10個の質問に対して結論だけを声に出します。I think …、Yes, I do.、No, I don’t. など、受験級の形式に合う始め方を固定します。
最初の一文が出るようになったら、理由を一つ加えます。次に具体例を加えます。一回の回答を長くするより、別の質問でも同じ順番で話せるかを見ます。
3. 録音して、沈黙の場所を確認する
スマートフォンで録音すると、自分では数秒だと思った沈黙が長かったり、最初の Well… を何度も繰り返したりしていることが分かります。発音の細部を直す前に、どの質問で答え始められなかったかを記録します。
記録は「できなかった」ではなく、次の三つから選びます。
- 音を聞き取れなかった
- 結論を決められなかった
- 単語を思い出せなかった
同じ原因が三回続いたら、次の練習内容を変えます。聞き取りなら質問音声、結論なら意見を決める練習、単語なら言い換え練習へ戻します。
4. 模擬面接で、聞き返し後の立て直しまで試す
一人練習では、自分が答えやすい速さで質問を読んでしまいます。家族、学校の先生、英語指導者などに面接委員役を頼み、聞き返す場面も入れてもらいます。
模擬面接を頼むときは、英語の間違いを全部その場で止めるのではなく、まず最後まで進めてもらいます。終了後に「質問を聞けたか」「最初の一文が出たか」「理由を一つ言えたか」の三点を見直すと、次の練習が決まります。
一人で練習しても答えられないままなら、相手役を変える
録音や家族との練習を続けても、毎回同じ場所で止まることがあります。原因が英語の知識ではなく、質問の速さ、追加質問への緊張、回答の組み立て方にあると、一人で模範解答を増やしても本番の動きは変わりません。
その場合は、学校や塾の先生、オンライン指導など、英検の面接形式を知る相手に一度見てもらいます。「何点取れそうか」だけでなく、止まった直前に何をしていたかを指摘してもらうためです。
相談前には、受験級、試験日、過去の受験歴、苦手な場面を一枚にまとめます。指導を申し込む場合は、面接練習の回数、担当者、日程変更、料金、解約条件も確認してください。
英検に絞った一対一の練習相手を探す場合は、スタスタLIVE英検の個別指導も候補になります。いきなり申し込まず、無料相談で受験級と試験日を伝え、面接練習をどの程度組み込めるかを確認してください。
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英検面接の練習を頼む相手が向いている人・向かない人
相手をつけた練習が向いている人
- 一人では質問を見てから答えを考えてしまう
- 聞き返しや沈黙が入ると、その後の回答も崩れる
- 受験日までの練習順を決められない
- 家族が面接形式や採点の観点を知らない
まず一人で進められる人
- 受験級の流れを把握し、通し練習を自分で続けられる
- 録音を聞いて、止まった原因を分けられる
- 学校の先生などへ定期的に模擬面接を頼める
- 質問へ短い意見と理由をすぐに返せる
相手をつけるかどうかは、英語が得意かだけで決めません。本番と同じ順番で練習できる相手がすでにいるなら、新たな指導を増やさず、その環境を使い切る方法もあります。
一人練習だけでは止まる原因を分けにくい方は、無料相談で現在の回答を実際に見てもらい、必要な練習内容と受講条件を比べてから判断すると安心です。
よくある質問
聞き返したら減点されますか?
英検公式では、自然な流れで一度聞き返すことは減点対象にならないと案内しています。ただし、不自然な繰り返しや複数回の聞き返しは評価へ影響する場合があります。聞き返した後、質問を聞いて答え始めるところまで練習してください。
英語が間違っていても話した方がよいですか?
何を答えてよいか分からないまま関係のない話を続けるのではなく、質問に合う短い文を作ります。難しい語や複雑な文法に直そうとして黙るなら、知っている語で主語と動詞のある文を一つ伝えます。
面接で一問答えられなかったら不合格ですか?
二次試験は一つの応答だけを切り取って評価するものではありません。応答内容、発音、語彙、文法・語法、情報量、態度などの観点があります。止まった問題の後も、次の指示と質問を聞いて応答を続けます。
何日前から面接練習を始めればよいですか?
日数だけで一律には決まりません。最初に公式の流れを一度通し、答え始められない質問が何問あるかを確認します。試験日が近いなら、単語を広く増やすより、受験級の質問を聞き、短い意見と理由を声にする練習へ時間を寄せます。
まとめ:答えられない場所を一つずつ直す
英検の面接で答えられないときは、最初に「聞けない」「考えが出ない」「英語にできない」のどこで止まったかを分けます。
- 聞き取れないときは、一度自然に聞き返す
- 考えが出ないときは、短い結論と理由を一つ選ぶ
- 英語が出ないときは、知っている語へ言い換える
- 一問で止まっても、次の質問へ意識を戻す
- 質問を聞いてから話すまでを通して練習する
今夜の練習では、受験級の質問を三つ選び、録音を始めてから答えてみてください。止まった秒数より、止まった理由を一つ書き残します。明日は、その原因だけを直す練習から始められます。

