私のメインスマホはシャオミのMi9です。
2019年4月にGearBestという香港の通販サイトから取り寄せました。
当時は5万5千円でした。
海外通販は初めての利用だったので、
今考えても思い切ったことをしたと思うのですが、結果オーライでした。
iPhoneやGalaxyのハイエンドモデルと性能が同等のものが、
発売直後にも関わらず5万円台で購入できると聞いて飛びついたのが現状です。
手元に届くまで2週間かかり、ヤキモキしましたが、
無事届きました。(宅配ボックスではなく、郵便受けにねじ込まれてました・・)
グローバルモデルで最初から日本語対応していたため、
設定もすぐに完了し、購入から半年以上経過した今もとても便利に使っています。
半年経過した今では、Amazonで購入可能で、
私が購入した64GBモデルは4万円を切る価格まで下がっていました。
さらに今後については、
2020年にシャオミが スマートフォンで 日本に本格的に進出する
とのニュースがありました。
日本で発売すると価格が高くなるのでは・・
との懸念もありますが、楽しみです。
実際に購入から半年間、私が使っていて便利と思った機能、
使っていないけど便利そうな機能、イマイチな点などをまとめました。
少々長いですが、ご興味を持たれた方はぜひお読みください。
シャオミ(Xiaomi)とは
とにかくスマートフォンやスマートウォッチなどのコストパフォーマンスが抜群!
企業方針が・・・・
引用元:TJC株式会社
「永久的にハードウェア製品の利益率を5%以下に抑え、
それを超えた分はすべてユーザーに 還元する」
とのことで、会社として大丈夫かと思うものの、
ユーザーにとってはかなり嬉しいメーカーです。
今の高性能なハイエンドと呼ばれるiPhone11やGalaxyS10などのスマートフォンは、
一長一短で細かい差はあれど、性能的に大きな差はありません。
実売価格でいうと、iPhone11は10万円前後、GalaxyS10は8万円前後するのですが、
シャオミのハイエンドのスマートフォンMi9は、
4万円台とiPhone11の半額以下です。
iPhoneは、利益率が30%~40%とのウワサなので、
そりゃコストパフォーマンスは抜けてますよね。
他にウェアラブルデバイス(腕時計型の端末)もコストパフォーマンスが高く、
私もMi band3や、Amazfit paceなど、いくつか所有しています。
シャオミMi9の主な特徴
とにかく機能が多く、
現状のスマホに欲しい機能はほぼ搭載されているのでは・・
と思うくらいの充実ぶりです。代表的なところだけつまみます。
・最高クラスのCPU性能
2019年12月現在では、Snapdragon855Plusが性能では最高となりましたが、
Mi9に搭載されているSnapdragon855はそれに次ぐ性能です。
性能をはかる一つ基準となるベンチマークテストでは、
今でも世界で発売されているスマートフォンで15位のスコアとなっています。
(2019年12月次点で1位は、ROG Phone2 約49万点)
私の端末で試しても、約42万点の高いスコアが出ました。
実際に使っていて、ブラウジングや動画再生、
ゲームで動作が遅くなる事はありません。
とても快適に使えています。
・美しい有機ELディスプレイ
今まで使っていたスマホのディスプレイが液晶だったので、
有機ELは初めてですが、液晶のデジタル感がほとんどなく、
写真のようにキレイです。
※保護フィルムの境目が見えてしまっていますが・・・
・Androidバージョンについて
購入時点では8でしたが、
2019年12月現在では10にアップデートされました。
アップデートの回数も他のメーカーと比較して多いと思います。
・UIについて
MiUIという、シャオミ独自の操作画面になっています。
この部分が使いづらいとの評価もあるのですが、私は結構好きです。
・セキュリティ機能について
画面内指紋認証、顔認証に対応しています。
簡易的ながら、ウイルス対策ソフトも入っています。
Mi9のスペックについては、下記を御覧ください。
Xiaomi公式の情報を翻訳したものなので、見づらい部分はご容赦ください。
さらに詳細はXiaomiの公式ページをご確認ください。
プロセッサー | CPU:Qualcomm Snapdragon855 周波数:オクタコアプロセッサ、最大2.84 GHz クアルコムの最初の三連型設計: 2.84GHz超大型コアx 1 + 2.42GHz大型コアx 3 +1.80GHz小型コアx 4 GPU名:Adreno640 |
OS オペレーティング・システム | MIUI 10 MI Turboをサポート 最適化I / O最適化をサポートする最初の電話 アプリの起動速度の最適化をサポート 18か月使用後の遅延を35%削減 GAME Turboをサポート カスタムゲームパラメーターのサポート カスタムゲーム表示の改善をサポート シューティングゲーム用の4D Touch CPU / GPUの占有とFPSディスプレイをサポート ゲームツールはワンタッチスイッチネットワークカード をサポートしています ゲームパフォーマンスの向上と タッチ応答の最適化をサポート カスタム境界線制限をサポート 自動輝度無効化、3本指のスクリーンショット、 および目保護モードをサポート 動的な壁紙とディスプレイ すべての新しいマルチカラー常時接続ディスプレイ 現地時間に応じた動的な壁紙の自動変更をサポート ダークモードをサポート |
記憶領域 | RAM:6GB ROM:64GB/128GB |
ディスプレイ | 大きさ:6.39インチ 本体のディスプレイの比率:90.7% 解像度:2340 x 1080 FHD + 403 PPI 明るさ:600nit(HBM)/ 430nit(typ) GorillaGlass6 防油、耐指紋保護コーティング HDRディスプレイをサポート |
背面カメラ | SONY 48MP超広角AIトリプルカメラを採用 写真の解像度:最大8000x6000ピクセル ビデオの解像度:最大3840x2160ピクセル |
前面カメラ | 0.9μmƒ/ 2.0口径の20MP |
指紋認証 | 画面内指紋センサー |
充電とバッテリー | バッテリー容量: 3300mAh(標準)/ 3200mAh(最小) 内蔵充電式バッテリー USB Type-Cリバーシブルコネクタポート テュフラインランド認定安全高速充電システム 世界初の20Wワイヤレス充電 WPCワイヤレス充電標準QiミッドレンジパワーEPP認定 27W有線高速充電をサポート QC4.0急速充電プロトコルをサポート QC4 +充電プロトコルをサポート |
ネットワークと 接続 | さまざまなキャリアのデュアルSIMカードの 使用をサポートしています 両方のカードが同時に4G接続にアクセスできます デュアルNano-SIMスロット。 どちらのカードもプライマリカードとして設定できます 4G + / 4G / 3G / 2Gをサポート デュアルSIM VoLTE HD通話をサポート 4G:LTE FDD:B1 / 2/3/4/5/7/8/12/20/28LTE TDD:B38 / B39 / B40 3G:WCDMA:B1 / B2 / B4 / B5 / B8 TDSCDMA:B34 / B39 CDMA EVDO BC0 2G:GSM:B2 / B3 / B5 / B8 CDMA 1X:BC04x4 MIMOをサポート| HPUE | HO RxD |
無線ネットワーク | 対応している種類:802.11a、b、g/、n、ac 2.4G Wi-Fi 、5G Wi-Fi 、Wi-Fi Direct 、 Wi-Fi Displayをサポート、WPA3をサポート Wi-Fi 2x2 MIMOテクノロジーをサポート、 MU-MIMOをサポート Bluetooth 5.0、 Qualcomm TrueWirelessStereo Plusをサポート AAC、LDAC、 aptX / aptX-HDオーディオ周波数をサポート |
NFC | Android Payをサポート 日本のおサイフ携帯は非対応 |
サイズ | 高さ:157.5mm 幅:74.67mm 厚さ:7.61mm 重さ:173g |
GPS | デュアル周波数GPS L1 / L5周波数のGPS信号を同時に受信 ポジショニングシステム: GPS:L1 + L5 Galileo:E1 + E5a GLONASS:L1 Beldou:B1 A-GPSアシストポジショニング 電子コンパス 無線ネットワーク データネットワーク |
スピーカー | ウルトラリニアスピーカー Smart PAで増幅された大音量のオーディオ出力 0.9cc大型スピーカーボックスに相当 深みのある低音のための低音素材を追加 |
オーディオ再生 | MP4 、 M4V 、 MKV 、 XVID 、 WAV 、 AAC 、 MP3 、 AMR 、 FLAC 、 APE |
ビデオ再生 | H.264、MPEG4、VC-1、VP8、VP9をサポート HDR10ビデオコンテンツの再生時に HDRディスプレイをサポート |
センサー | 超音波近接センサー 画面内環境光センサー 加速度計 ジャイロスコープ 電子コンパス リニアモーター IRリモートコントロール カメラレーザーフォーカシングセンサー |
パッケージ内容 | mi9本体 保護カバー 電源アダプタ USB Type-Cケーブル Type-C-オーディオアダプティブケーブル SIMイジェクトツール ユーザーガイド 保証書 |
Mi9の個人的に使っていて便利な機能
Mi9にはAndroidに搭載されている機能の他に、便利機能が多数搭載されていますが、
その多さに把握しきれず全く使い切れていません。
現時点で個人的に便利に使っている機能をご紹介します。
ストレスが少ない画面内指紋認証
慣れると指紋マークが出ていなくても、その辺りに指を置くと認証されます。
以前使っていたスマホの背面の物理指紋認証と比較すると少し遅いかも知れませんが、
使っていてストレスを感じることはほぼありません。
後述しますが、カメラの出っ張りのせいで机の上に置いた状態での指紋認証は厳しいです。
アンビエント表示
待受状態でも時刻、日付、バッテリー状態、電話、
LINEの通知などが表示されます。
チラッと画面を見るだけで時刻や通知を確認できるので、
とても重宝しています。
焼付き防止のためか、ちょこちょこ表示される場所は移動します。
表示するテーマも多数用意されています。
購入当初は少なかったのですが、
MiUIがアップデートするたびに増えていきました。
バッテリーの消費については、アンビエント表示オンとオフでは、
あまり差がないと感じています。
ちなみに鞄の中に閉まっているときなどは、消灯しています。
ジェスチャー機能
iPhone11でも搭載されているジェスチャー機能ですが、
これも便利でジェスチャーなしではやっていけなくなりました。
半年前よりジェスチャーのパターンが増えました。
クイックボール
よくつかうメニューを呼び出す機能です。
私は片手モードや、スクリーンショットをよく使うので、
どのボタンだっけ、同時押しだっけ・・・?
となりやすい私はよく使います。
特定のアプリを設定することも可能です。
普段は画面の端に隠れていて、指で軽く触れるとメニューが出てきます。
割り当てられる箇所は5箇所で、初期状態では下記が設定されています。
上記以外では、下のメニューに入れ替えが可能です。
ライト
電源ボタン長押し
キャッシュクリア
ホーム
任意のアプリ
これももう少しクイックボールに登録できるメニューが増えると
もっと重宝すると思います。
mi9の人によっては便利かも・・な機能
ワイヤレス充電
シャオミ純正の充電器だと20W急速充電に対応。
私はリング付きのスマホケースを使っているので、
Ankerのワイヤレス充電器を所有していますが、この機種では使っていません。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
2枚のSIMカードを装着して使える機能。
私は使っていませんが、考えられる用途としては、
格安SIMで1枚を通話用として契約、
もう1枚を大容量のデータ用で使い分けるなどがあります。
デュアルアプリ
通常は1台に付き1つしか使えないLINEなどが、2つ使えます。
プライベート用、仕事用など使い分けることが可能です。
セカンドスペース
Androidをもう一つアカウントを増やすことが出来る。
別のスマホのように使用可能。
Windowsのユーザー切り替えのようなものになります。
NFCを搭載
残念ながら、日本のおサイフ携帯としては使えないのですが、
マルチ残高リーダーというアプリで
カードにチャージしている残高が見れます。
Suicaやnanaco、Waonなど多数のカードの残高が見れます。
この画像はPiTaPaのチャージ残高です。
ノッチを隠す
Mi9のノッチは小さいですが、気になる方は設定で隠すことができます。
Mi9のイマイチなところ
正直なところ、個人的にはイマイチな点はあまり見当たりませんでした。
格安SIMではソフトバンク系が一番相性が良いようです。
次点はdocomoですが、プラチナバンドのB19に非対応です。
都市部だと問題ないかと思いますが、地方はキツイかも。
私は神戸市の山奥でdocomo系を使っていますが、今の所不便は感じていません。
auは残念ながら絶望的とのこと。
2020年以降の日本進出後は変わってくるかもしれません。
カメラの出っ張りは、結構すごいです。
机に置くと右側が浮いて、操作するとカタカタ鳴ります。
指紋認証は机の上ではやらないほうが無難です・・
microSDは、個人的に対応してほしかったですが、
今の所は不便を感じていません。
ただ、セールなどで128GBなど容量が大きい機種も価格差が少なくなることがあるので、次は大容量の価格が下がってから購入しようと考えています。
バッテリーは3300mAhと特別少なくもないですが、
もう少し持てばとは思います。
私の使い方では1.5日でバッテリーが切れる印象です。
イヤホンジャックについては、私は普段Bluetoothイヤホンで音楽を聴いているので、
これも不便を感じていません。
技適マークについては、ネットで意見が様々あるものの、
現時点では技適マークなしのスマホを使うのは違法となる可能性があります。
ただ、11月頃に発売になったMiNote10では、
発売当初はなかった日本の技適マークが、アップデートで表示された
とのことのため、
今後はシャオミの各スマホに表示される可能性はあります。
GearBestなどの海外通販や、中華系スマホを使う場合のリスクについて
シャオミのスマホは、GearBestやEtoren、Banggoodなど、
中華系の海外通販サイトで扱われています。
Amazonでも販売されており、海外の業者が出品している場合があります。
・故障やトラブル時のサポートがない
初期不良は別にして、基本的にトラブル時には
自分で対処する必要があります。
シャオミの場合、2019年現在はまだ日本に進出していないため、
ファーウェイなどと比較して日本語の情報が圧倒的に少ないです。
初期不良は購入店に対応を依頼できますが、
故障した場合は、中華スマホ 修理 などWebで検索して、
修理できるお店を探す必要があります。
シャオミの場合、TJC株式会社が日本の代理店をしているので、
修理の相談は出来る可能性はあります。
・情報漏えいの可能性
中国系企業のファーウェイや、ZTEなど、
スマートフォンに登録されている個人情報を抜き取っているとのニュースは
過去何度か流れています。シャオミについても同様です。
まとめ
今回のMi9のような、日本で発売されていない
SIMフリースマートフォンについては、
基本的に自己解決が前提となります。
私は半年ほど前から中国系の海外通販を10数回利用していますが、
運が良いのか一度も初期不良などのトラブルにはあっていません。
Mi9については、私の場合、
ミドルクラスのスマートフォンからの乗り換えなので、
当たり前ではありますが、満足感は非常に高いです。
Mi9は価格はミドルクラス並みですから!
アプリなどの動作で待たされることは通信関係以外では記憶にないです。
家はNTTの固定回線なので、Wi-Fiで使っていると
ストレスを少しも感じたことがないくらいです。
リスクも加味した上での利用となりますが、大きな選択肢の一つになるかと思います。
2019年12月現在では、Mi9の後継のMi9T Pro(Redmi K20 Pro)が発売されています。
バッテリー容量が3300mAhから4000mAhに増え、画面内のノッチがなくなり、
インカメラはポップアップ式に、イヤホンジャックも付いています。
ご興味がある方は一度ご確認ください。